臨床検査技師

臨床検査技師国家試験に関するブログ

グリコアルブミン

■概要

アルブミン(Alb)のリジンのε-アミノ基に、グルコースが非酵素的に結合したもの。
この糖化はAlbの複数部位で起こる。



■臨床的意義

過去1~2週間(→Albの半減期17日より少し短い)の血糖値を反映する。
HbA1cと同様に、高ければ高いほど持続的高血糖を示唆する。

また、Albの半減期にも影響を受け、Albの半減期が長くなる肝硬変や甲状腺機能低下症などでは高値化し、Albの半減期が短くなるネフローゼ症候群甲状腺機能亢進症などでは低値化する。



■検査方法

酵素
HPLC(アフィニティクロマトグラフィ)法



基準範囲

12~16%(グリコアルブミン/総アルブミン×100)





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