臨床検査技師

臨床検査技師国家試験に関するブログ

アルカリフォスファターゼ(ALP)

⬛概要

転移酵素かつ加水分解酵素
Zn2+を活性中心にもつ →EDTAで偽低値
Mg2+補酵素 →EDTAで偽低値



⬛臨床的意義

セ・ア膜による分離阻害耐熱性その他
フェ
ALP1(肝・高分子型)
ALP2(肝型)
ALP3(骨型)↑小児
ALP4胎盤型)↑妊婦
ALP5(小腸型)↑B型・O型の食後
ALP6(Ig結合型)

Ig:免疫グロブリン
ホ:ホモアルギニン
フェ:フェニルアラニン



⬛測定



               ALP
4-ニトロフェニルリン酸 + H2O ━━▶ 4-ニトロフェノール + リン酸(H3PO4

4-ニトロフェノール450nm)の増加を測定







⬛基準値

正常範囲  110~350 IU/L
パニック値 1000 IU/L

B型・O型の分泌型で少し高くなる
食事(脂肪食)で上昇。
EDTAで偽低値。





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