臨床検査技師

臨床検査技師国家試験に関するブログ

梅毒の検査

STS

脂質抗原を用いる検査。
脂質抗原には、カルジオリピン、レシチンが用いられる。
生物学的偽陽性(BFP)が、SLE等の膠原病や肝疾患で生じることがある。

補体結合反応を利用
 緒方法

沈降反応を利用
 ガラス板法
 RPRカードテスト



⬛TPHA

梅毒トレポネーマ抗原を用いる検査。
感染後期で陽性になり、梅毒治癒後も陽性のまま。
BFPは生じない。



FTA-ABS

梅毒トレポネーマ抗体の確認検査。
間接蛍光抗体法。



⬛判定

STSTPHAFTA-ABS判定
(-)(-)(-)非感染、感染直後
(+)(-)(+)感染初期
(+)(+)(+)感染3ヶ月後
(-)(+)(+)感染の既往





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