緊急臨床検査士

資格認定試験範囲

２０２０年(第４２回)

試験は、受付(患者情報の入手含む)から報告(解釈、コメント含む)までについて行う。緊急検査を実施するために心要な基本的知識、手技(検査に用いる機器、試薬、検査キットなど)、検体(尿、髄液、血液、喀痰など)の採取法、標本作製法、保存法、精度管理の他、被検者および検査に対する態度、安全管理(過誤防止、感染防止、転倒防止など)、廃棄処理法なども含む。

科目	筆記	実技
一般	尿の一般性状・比重・定性検査・定量検査・尿沈渣など 髄液の一般性状・細胞数算定・定量検査など	尿定性検査､尿妊娠反応､尿沈渣標本作製・鏡検 髄液細胞検査など
臨化	緊急時における生化学分析に必要な基本的知識など	自動分析機・簡易機器による検査､血液ガス・電解質・血糖検査､迅速検査(イムノクロマト法)､パニック値の判読など
血液	血球数算定､ヘモグロビン量・へマトクリット測定､血液細胞形態検査、凝固・線溶検査など	血球数算定､末梢血塗抹標本作製・鏡検､凝固・線溶検査など
輸血	ABO式・Rh式､交差適合試験など	ABO式・Rh式､交差適合試験など
微生物	グラム染色､検体の扱い方など	グラム染色標本鏡検など
生理	循環器疾患の検査についての基本的知識など	心電図検査(判読を含む)など