臨床検査技師

臨床検査技師国家試験に関するブログ

多発性骨髄腫

⬛概要

形質細胞の腫瘍化・骨髄での造血抑制・骨破壊が起こる病変。
免疫グロブリン増加により腎障害や循環障害も起こる。
正常免疫グロブリンの産生が抑制され、液性免疫が抑制されて感染症にかかりやすくなる。
また、二次性アミロイドーシスを起こして腎不全や心不全を併発することもある。



⬛所見

血液学検査
 汎血球減少、赤血球連銭形成(免疫グロブリンによる)
生化学検査
 ↑:LD、カルシウム、BUN、クレアチニン
電気泳動
 Mピーク
尿検査
 BJP陽性
X線検査
 骨抜き打ち像



⬛予後

不良(平均生存期間は2~3年)





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