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成人T細胞性白血病(ATL)

⬛概要

HTLV-1がCD4陽性T細胞に感染し、感染細胞を異常増殖させることで発病。
悪性リンパ腫ともとらえられる。



⬛所見

血液学
フラワーセル(核の切れ込みや分節の著しい採)の出現
生化学
↑:LD、カルシウム
免疫学
ATL細胞はCD2,CD3,CD4,CD25,HLA-DR陽性でCD8陰性。
HTLV-1抗体陽性、可溶性インターロイキン-2レセプター値が病変に応じて高くなる。
確定診断
HTLV-1プロウイルスが単クローン性に血液またはリンパ節細胞に組み込まれていること。



⬛予後

発病すると予後は不良。





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