臨床検査技師

臨床検査技師国家試験に関するブログ

NAD・NADH・NADP・NADPH

⬛概要

NADはNicotinamide Adenine Dinucleotideの略で、生体内の様々な酸化還元反応に関わる補酵素である。
NADHは、NADが水素原子1つと電子1つを受け取りできる。
NADPは、NADのOH基がリン酸基に置換してできる。
NADPHは、NADP水素原子1つと電子1つを受け取りできる。

NADとNADPの極大吸収は260nm
NADHとNADPHの極大吸収は340nm
NADとNADHが化学反応に含まれる検査では、NADH(340nm)のほうを測定する。



⬛関連する反応

NADH
 ASTの測定
 ALTの測定
 LDの測定

NADPH
 CKの測定





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